汗染み・匂いが起きやすいポイント
夏のツーリング、ヘルメットを脱いだ瞬間に「あ、汗のニオイ…」ってなったこと、正直ありますよね。とくに背中とわきの下は汗腺が集中していて、走行中はグローブやジャケットで密閉されがちな首元も要注意ゾーンです。
汗そのものは無臭に近いのですが、肌の常在菌が汗や皮脂を分解する過程でニオイ物質が発生してしまうんです。長時間同じインナーを着ていると、その分解がどんどん進んでしまうので、素材選びと着替えのタイミングがカギになってきます。
ジャケットの中は風が通りにくく湿度がこもりやすいので、思っている以上に蒸れが進んでいることも珍しくありません。プロテクター入りのジャケットだと、さらに密閉度が高くなるぶん、蒸れやすさも一段階アップしてしまいます。
信号待ちのたびにジャケットの中がじんわり湿ってくる感覚、心当たりがある方も多いのではないでしょうか。休憩でジャケットを脱いだ瞬間にふわっと香ってしまうニオイに、気まずさを感じたことがある方も少なくないはずです。
速乾&抗菌インナーの選び方
選ぶべきは、速乾性と抗菌防臭機能を兼ね備えたインナーです。ポリエステルやポリウレタンをベースにした機能性素材は、汗を素早く外側に逃してくれるので、肌に汗が長時間とどまるのを防いでくれます。
銀イオンなどの抗菌加工が施されたものなら、菌の繁殖自体を抑えてニオイの発生源をブロックしてくれるんです。コットン素材は肌触りが良い反面、汗を吸ったままなかなか乾かないので、ロングツーリングにはあまり向いていません。
ツーリング用に一枚多めに用意しておいて、休憩の合間に着替えるという選択肢も、快適さを保つには効果的です。首元が詰まったハイネックタイプよりも、少し開いたデザインを選ぶだけでも、蒸れのこもり方がだいぶ変わってくるので試してみてください。
「今日は暑くなりそう」という日は、迷わず機能性インナーを選んでおくと安心です。
帰宅後すぐできる時短洗濯術
帰宅したら、脱いだインナーをそのまま洗濯かごに放置せず、すぐに予洗いしておくのがポイントです。汗染みは時間が経つほど落ちにくくなるので、脱いだその場で軽く水通しするだけでも仕上がりがまったく違います。
酸素系漂白剤を溶かしたぬるま湯に数分浸けておくと、ニオイの元になる皮脂汚れもしっかり分解されます。生乾きのニオイが気になる場合は、しっかりすすいでから風通しの良い場所で素早く乾かすことも忘れずに。
洗濯ネットに入れてから洗濯機に回すようにすると、機能性素材特有の風合いも長持ちしやすくなります。忙しい日でも、この「ひと手間」を習慣にしておけば、次にそのインナーを着るときに嫌な気持ちにならずに済みますよ。


